小樽&潮陵よもやまバナシ 柴田 剛(71期) 2016年1月11日更新

■JR小樽駅は東京・上野駅をモチーフにして建設された。現在の建物は昭和9年に建てられた最初の駅舎をモチーフにしたもので、平成22から2年がかりで建て替えられたもの。その際に、開設当時の線路が建物の補強に使われていたことが判明。なぜか当時の紙幣も「発掘」。その小樽駅、現在はガラスの街にふさわしく333個のランプが駅舎に飾られている。また「裕次郎」のいる4番線ホームの「4」の字はヨットの形をしています。

■JR(国鉄)では、積雪が凄くなるとかつてはラッセル車やロータリー車が出動していたが、現在は始発前の朝4時頃から豪快な新型「雪かき車」が除雪を始めます。雪国しかみられない迫力満点の除雪シーンが見られる。※道路用の除雪車と区別するため「雪かき車」と呼んでいる。

■意外に知られていないがNHKの番組「俳句王国がゆく」の解説者のひとり櫂(かい)未知子さんは潮陵出身です。

■1964年東京オリンピックのストップウォッチを開発したのは潮陵出身の安川英昭さん(元セイコーエプソン社長)。かつて東京潮陵会の総会懇親会でゲストとして講演を引き受けていただいたことがありました。

■北海道最古の窯って、知る人ぞ知る「小樽窯」なんです。

■塩谷海岸/この海水浴場はかつては真っ黒い砂鉄の砂浜で磁石を持っていけば砂がいっぱいついた珍しい海水浴場でした。また塩谷は昭和46年のNHK朝ドラ「旅路」のロケ地にもなった場所。朝ドラ最後の白黒放送で平均視聴率はなんと45.8%でした。凄いですねえ。

■にしんといえば小樽以外の人は焼魚やニシンそばを思い浮かべる人がほとんどだと思われるが
小樽がニシンで栄えたのは「食」ではなく「エネルギー」としてのニシンだった。ニシンからとれる油カスがいい燃料になるとのことでかつてのイワシの油に取って代わった。鰊という漢字が一番認知されているが、上記のように食べ物としての扱いではなかったので「魚」偏に「非」と書いて魚に非(あら)ずで「ニシン」と読むことも。

■北海道の甘納豆の9割は小樽の4社で作られている。厳選された十勝の豆と軟水でミネラル豊富な小樽のおいしい水がその美味しさを作っている。

■長野五輪のジャンプ、思い出すのは原田選手の「フナキ~!」、その船木選手は小樽北照高校出身。天狗山の頂上には船木選手が五輪で実際に飛んだスキーが展示されています。

■天狗山の全長1.5kmあるダイナミックコースの平均傾斜は15度だが最大傾斜はなんと42度!上から見たら垂直に見えます!怖いのなんの!私、昔1度だけチェレンジしたことがありますが転んだら最後!300mは止まらず海に落ちてしまうんでないかと思いました。それ以来、1度も近づいていません。

■雪の季節、帰省や観光で小樽駅を降りたらバッグからルーペ(虫眼鏡)を取り出して粉雪の結晶を拡大して見てください。同じ形がひとつもないことに感動しますよ。ぜひ家族やお友達にも教えてあげてください。

■かつてはオタモイ海岸にはすごい歓楽街があった。特に断崖絶壁に建てられた龍宮閣は京都の清水寺にも勝るとも劣らない景観でした。昭和27年5月10日、漏電により火災発生するも消防車が現場に行けずそのまま燃えてしまった。あ~残念。

■NHKでも紹介された「励ましの坂(手宮)」、坂の角度が3段階かわる「挑戦の坂」、自転車で登り切るために全国から挑戦者が集まってくる知る人ぞ知る有名な坂なんです。
※ちなみに坂を登り切ったゴールの近くには挑戦者が泊まる民宿があります。

■小樽のシャコは春と秋にしか収穫できずその大きさはなんと日本一といわれています。秋のシャコ祭りには地方からも人が集まり毎年その数を増やしています。ちなみにシャコの最大の武器「シャコパンチ」は一瞬でカニの甲羅も破壊してしまうほどのスピードと破壊力があります。味は好き好きですが卵の入っていないオスのほうが身が甘い。メスはオレンジ色のの卵が美しくコキコキの食感がこれまた楽し。

■たらばがにはカニの王様と呼ばれるけれど実はカニではなくヤドカリの仲間。ハサミを除いたら左右に足が3本のためカニの仲間には入らないんです。タラバによく似たカニのアブラガニ。この見分け方は簡単。甲羅の真ん中下にらっしょう状の溝がありその中にあるトゲの数で判断できます。6本がタラバ、4本がアブラガニ。買い物するときは間違わないように注意してください。もちろん、たらばのほうが味は上です。

■泳ぐホタテ/危険を感じた時にホタテは泳いで逃げるんです。チョウツガイの方向だけではなく、珍味にもなっているホタテのヒモがあるため前にも横にも上にも下にも泳げるって知っていましたか?でも泳ぐ姿はペッコンペッコン

■小樽近海のマグロ/青森は大間のマグロは全国区だが、実は大間のマグロも小樽近海で獲れるマグロも同じもの。津軽海峡を太平洋側から通過したマグロは日本海に渡り小樽の海を通過して北上する。揚がる漁港は違ってもその味はいづれもピカイチです。

■ボタンエビ/寿司の街・小樽で使われるエビの代表格ボタンエビ。このボタンエビには秘密があってオスで生まれても大人になると全部メスに変わってしまうのです。ねっとりした甘さが特徴のボタンエビですが、「活」で食べることも出来ます。甘さはあまり感じないかわりに押し戻される程のプリプリリンとした弾力をぜひ味わってみてください。ボタンエビの季節になったら小樽駅横にある三角市場の「武田鮮魚店」がおすすめです。※映画「ファイティングニモ」で有名になった魚・カクレクマノミもボタンエビと一緒でおとなになったらみんなメスになるんです。

■北海道の5人バンド・サカナクション率いる山口一郎は小樽出身。運河プラザには少年時代の「つぶらな瞳」の写真が飾られている。大好きだった魚釣りの写真。サカナクションのバンド名の由来はココにあったんです。それとファーストとセカンドのアルバムは小樽を強く意識して作られたものなんです。山口が小さい頃から仲良しだったカフェのマスターも元気でコーヒーを入れています。ちなみにキーボード担当の岡崎英美は潮陵出身です。


■小樽の街中を歩いていると聞こえてくる街頭放送。実はこれ日本で一番最初に流したのは小樽なんです。終戦後の昭和22年のことでした。知らなかったっしょ?

■祝津(しゅくつ)に向かう道。3つのトンネルを抜けると突然空気の匂いが変わります。「あ~海なんだ~」と感じる磯の匂いになります。車の人もバスの人もトンネルの「使用前使用後」を深呼吸してお楽しみください。